ぼくは飛べる。ぼくはからっぽだから。だから飛べる。
もうなんにも気にしない。ぼくはからっぽだけど、そこは気にしない。ぼくは飛ぶ。飛んだら休む。岩にかぶさって止まって休む。
そこに鳥。飛べない鳥。「おれも飛びたい。」そんなこといわれても僕は困る。なので逃げる。飛んで逃げる。そのまま高く高く飛ぶ。飛べるところまで飛んだら、宇宙まできちゃった。
ふとみると、あの鳥がいる。宇宙なのにいる。え、飛べるようになったの?宇宙なのに息ができるの?近寄ってみると鳥は息をしていなかった。息をしないで宇宙でねていた。やはり宇宙は厳しいところだ。ぼくはまた逃げる。からっぽなので飛んで逃げる。すごい速度でぼくは逃げている。